2008.07.16

フィールド・オブ・ドリームス 3〜つばめグリルで

イベントの方のメイキングを主にお伝えするつもりのこのシリーズですが、
大事なことをひとつ、先にお話させてくださいね。

このブログの副題でもある、『明るい未来計画』、
その重要な方の意味について。



Bさんのことです。




Bさんと出会ったのは、2005年、千葉でインターハイがあった年です。
息子とネットを通じて知り合うことになりました。

そこからお付き合いが始まり、体育館でお会いしたり、メールや、ときにはうちに遊びに来てくれたりで、バスケットに関するいろいろな話を聞いていくうちに、

私、

すごいなぁ、って、思っちゃったんですよね。



何がすごいって、
「見てきたものの情報の量」です。

圧倒されるのは、知っている量ではなく、
それをその眼で見た、という事実の量の方で、


これはね、

例えば、どこかのチームが、誰かの指揮により、苦難の末、全国制覇を成し遂げた、
ということのすごさとはまた、全然違うすごさで


バスケットボール、というものを外から眺めたとき、
チームがあって、そこにプレーヤーという生き方があり、指揮官がいてそこに、指導者で生きるという生き方が、それを支える、という点でトレーナーや、スポーツメーカーの存在などがあって、応援する人がまわりにいて、観戦を楽しむ人がいて・・・、
と考えていくなかで、



「伝える」という職業の人たち、


その人たちの存在がね、
私にとって、ものすごく大きな意味を持ち始めたんですよね。





もともと私も、(プロフィールにもありますが)、美大の出(笑)、グラフィックデザインという分野をかじってきた人間ですので、伝達することの醍醐味、のようなものには明るかったんです。

Bさんとおしゃべりする中で聞くバスケットの話はどれも興味深く、いつも思っていたのは、
私ひとりで聞くにはもったいない、という思いでした(笑)




もうほんとに。

へー、と思うことが満載で。


もちろん、それを職業にしているBさんだから、仕事としてのその場所が確かにあるんですけど、
それだけじゃほんとに、もったいないじゃん!!と思う気持ちが募っていて、
あるとき、うちのパパさんに相談しましてね、

ここでなぜかパパさんが登場するんですけど、

それはおいおい話すとして、




Bさんが隠し持っているはずの(笑)、まだ公の場に出されていない、バスケットのとっておきの話を引き出すのに、機関誌みたいなものが出せないかと企てて、勝手に「明るい未来計画」と名づけ、ふたりでBさんをランチにお誘いしたんです。

あとでBさんが、「明るい未来ランチ」と呼ぶことになるその場所は、Bさん指定の、「つばめグリル」。




その1年後、

前日にbj仙台89ERSへの入団が決まった志村さんと私が、初めてお会いする場所です。





卵から雛が、
空を低く飛ぶつばめ
季節が変わることを知らせてくれる
幸福の鳥です。




さて、
イベントの話に戻りますね。
2008.07.14

フィールド・オブ・ドリームス 2〜卵のとき

イベントが実現されるまでのその期間、
鳥でいうと「卵を温めている間」ということになりますが

前にも6月のどこかでお話したように、
私自身はバスケットの経験が少ないものの、まわりには、さまざまな形で「バスケを本気で好きな人」がいて、一方で私は、成り行きとはいえ子どもにバスケの楽しさを伝える立場に関わりながら、

単純にいうと、
私の知っている人と、私が関わっている状況とをうまくつなげられないのかな、と、

子どもに、「こんなすごい人たちがいるんだよ」というのを伝えたいのと、
伝えることで、
こんな、
私なんかがちまちま教えるより、見せちゃった方が早い、というか、
その空気に直に触れさせた方が、よっぽど・・・





知識で教えるよりね、
感覚に訴えた方が強い、ということはありますよね。


子どもには、もともとその能力が備わってる。





そんなこんなで、
「思い」はずっと、心の巣の中で温められていて、
あるとき、Bさんという人に出会い、親交を深めていく中で自然とそんな会話が生まれ、
Bさんから、「私でできることがあったらお手伝いしますよ」という言葉をいただいたんですね。

一年前の春です。

Bさんが家に遊びに来ていて、
そうそう、ふたりとも肩こりが激しく、たまたまBさんの知り合いで、うちの地元に当時オープンしたばかりのみなみ接骨院へ、電気治療のほか最新の治療器具を体験に(笑)でかける道中のことでした。


Bさんが言ってくれた、「私でできること」の中で、自分の知っている人を呼んでクリニックをしてもらうこととか・・・という提案があって、ふと、「あ!彼ならぴったりかも!」という人物が・・・




運、って不思議ですよね。

Bさんに会う前から、「ルーズボールの志村」、「慶應を45年ぶりに優勝に導いた志村」、その上、「運営(スポーツマネージメント)にも興味を持っている志村」、というのは私の中にあって、
それはそれで、全く別の次元でそこにあっただけなのに、
何かの拍子にそれが、一気につながってしまうのですから。



「構想」はそのとき、すべり出したんです。




もしも何か、やりたいことが思いついたら、
ただただ、やりたいなー、と思っているだけじゃ、前に進みませんよね。

手段を考えなくちゃ。

この場合、それをするための「場所」があって、それをする「人」が確保できれば、
「それ」は実現が可能になるのですから、

Bさんは「人」へ
私は「場所」へ

動き始めたんです。




いつまでも卵のままじゃ、
いられませんから。
2008.07.12

フィールド・オブ・ドリームス 1〜夢の場所

M(今日はコーチ)です。

外部コーチをしている中学で練習試合があって、保護者の方(お父様)が応援に見え、解散するまでの合間にお話をしにいったところ、「この前はありがとうございました♪」と言われました。

この前・・・って、、?

イベントのことでした(笑)

あんないいものを見せてもらって、って、おっしゃるの。
それはもう、満面の笑顔で。
お隣のお母様も、「もう、(こどもよりも)主人の方が楽しみにしてて」と追い討ち、お互いに、「前の日は眠れないくらいでね(笑)」って、言い合って、

あの日のことを、ふり返られました。

志村さんの、大学での活躍はご存知だったみたいで、それまでは大学のバスケをよく知らなかったけど、と言いながら、「あのときのあの人たちがあんな間近に見られるなんて」と、
本当に、それはそれはいい笑顔でね、

それを聞きながら私も、
うれしかったんです。
とても。
(練習試合の結果はそっちのけでした)




来年もできそうです、とお伝えすると、びっくりした様子でした。

でも、事実なので。

1年間を、この日のために、

次はどんな人が来るのかな、とか、
次はどこが相手になるのかな、とか。

この日を楽しみにして1年を過ごせたら、
いいですよね。


私もそうしたいです。



みなさんはいかがですか?





前に、このブログで、映画『フィールド・オブ・ドリームス』のお話をしました。


とうもろこしの畑である日、
空から降る声を聞く。

−それを作れば、彼はやってくる−



みんなが、
反対するんです。

それはばかげたことだ、って。
なんの得があるんだ?って訝るの。





・・・なんの得があるんでしょうね。

それを作ったからって、
何が手に入るのか。





・・・
何が、
手に入るのかな。



わかりませんね。


それでも、
小さな女の子が言うんです。

ホットドッグを食べながら。


手作りの観客席の、最上段で、

風に吹かれて

髪をなびかせ、



こんな風に。





「みんなが見に来るわ」


みんな・・・
毎日の生活があって、忙しくて、
いろんなことがあって、対処して、

でもある日、

その毎日の暮らしの少しのすき間、
そのすき間を埋めるささやかなこと、






映画では、

それが野球なんですけど、





私たちは、


バスケットでした。





途中、主人公の一番会いたかった人がマウンドに現れて、
それはとても幻想的なシーンでね、

「ここは天国か?」と問う場面がある。

主人公は答えるんです。

「いや、アイオワだ」

って。

とても現実的な、場所の名を。





あの日のことをふり返り、
「まるで非現実的なことのように思う」と、
顧問の先生もおっしゃったけど、



現実です(笑)

お話のつづきをしましょうか、



夢の場所、の話です。
2008.07.01

ありがとうございました

B@イベント終了しました。
今日1日のことを書き始めると、おそらく膨大なエントリー原稿になるんじゃないかと思います。


雨にもかかわらず会場にいらしてくれた観客の方々、大会運営にかかわってくれたすべての皆さんに、心から感謝の気持を伝えたいです。

『ありがとうございました』


体育館


フロアを陣取る真剣なまなざしに応えるような試合でした。
最後は立ち見のお客さんも多かった。



今日は、一つだけ。
ある光景を見て、今日は大丈夫だという確信を得ました。


それは、3人対30人のゲームです(笑)


ランチ


午前中のクリニックを終えて、選手たちはステージでお昼ご飯を食べていました。
私たちは2面の逆サイドのコートで、グッズや季刊誌販売の準備やら、飲み物などの補充の確認や段取りでてんてこまい状態。


クリニックを見学していたミニバスの父兄たちや、ボランティアの人たちもまだご飯を食べている状態。
ふと、逆コートを見るとランチを食べ終えた志村がシューティングをしています。さらに、クリニックに参加した、ヨッシー(吉満)と竜馬(橋本)らも、自然のシュートを打ち始めています。

そして、エンドラインには最初遠慮気味に見ていた6人のミニバスの子たちが、あたかも志村専属のボールボーイのように、リバウンドを取り、パスをしているじゃないですか。いいよー。


そのうちに、志村がタオルと飲み物を取りにこちらのコートにやってきました。
「ねぇねぇ、ミニバスの子たちもリバウンドだけでなく、一緒にやろうと言ってみて」。
OK! と、逆のコートにドリブルで戻った志村。
さっそく、その子たちが混ざってシュートをうちはじめます。
ミニバスとは、リングの高さもボールの大きさも違う。だから大人と同じボールでは大変なんだよね。


その時、あるボランティアの一人がこんな報告をしてきました。
「開場は13時ですけれど(この時点12:20)、もう観客の人がきています。どうしますか?」って。
話を耳にしながら、目は逆コートを見ていました。
すると、シュートはいつのまにかオールコートのゲームに。志村に加えて、竜馬、ヨッシーの3人対30人ものミニバスの子たちが相手(笑)


単なる遊びの時間です。どどどーーーっと、右に左に集団移動している。
大人気なく、志村たちはミニバスの子が絶対届きそうにないところにボールを構えたり、ボールをスティールしたりして。
ミニバスの子が相手でも、負けたくないんでしょう(笑)


その時の表情がね、いい顔してるんですよ。
今日はもう大丈夫だなと思いました。


そして、開場時間前だけど、こんな空気を感じてほしくて、早々に到着した観客の方々に入っていただくことにしました。
(つづく)