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2019年07月の記事一覧

インターハイ戦評とBOXSCORE

2019.07.30
インターハイ戦評とBOXSCORE

右の日付をプルダウン。男女はタブに。データ右をクリックすると戦評とBOXSCOREが見れます。
https://basket-plus.jp/ss_game_list/id=15977

現在の勝ち上がり表 
file:///C:/Users/BUBU/Downloads/7%E6%9C%8829%E6%97%A5%E7%94%B7%E5%A5%B3%E5%8B%9D%E3%81%A1%E4%B8%8A%E3%81%8C%E3%82%8A%E8%A1%A8.pdf

#インターハイ
#高校バスケ

インターハイPREVIEW 3 東海大諏訪三銃士の誓い(黒川虎徹、米山ジャバ偉生、高原伊吹)

2019.07.26

インターハイPREVIEW 3

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「先輩たちの歴史を超える!!」
東海大諏訪三銃士の誓い


黒川虎徹(#4/3年/173㎝/PG)
米山ジャバ偉生(#5/3年/189㎝/PF)
高原伊吹(#7/3年/186㎝/F) 


 今年学校創立50周年を迎えた東海大諏訪の柱となるのは、黒川、米山、高原の“三銃士”だ。
“三銃士”とは、フランス文学のアレクサンドル・デュマ作、ルイ13世~14世時代を扱った歴史冒険小説、作中の主役三人の銃士を指す。しばしば実力が高い三人組の代名詞としても使われる。


 キャプテンの黒川について最初に書いた記事がこれ。まだ入学前の埼玉カップで初めて虎徹を目にしたときの出来事。まずはおさらいとして読んでもらいたい。

【切れ味鋭い本物の「虎徹」になるべく、目下ガード修行中】
https://www.hs-basketpress.com/index.php/154/185/2017-3/2017006171721

 あれから2年、虎徹のプレイスタイルにも変化が見られる。中学時代、得点を取りにいくガードだったが、高校に入ってからはまるでみずからのシュート力を封印したかのように、チームメイトのアシストを常に考えていたのではないか。しかし、新チームになってからはシュートを解禁、土壇場になって本来のシュート力という刀を抜き、ついに“虎徹劇場”を展開。その得点力をいかんなく披露して、北信越新人戦初優勝(長野県勢初)に導いている。

 どれだけ“本物のガード”に近づいているのか、入野コーチに尋ねてみた。
「本当の意味でリーダーシップが発揮している。チームが窮地に立った時は“虎徹劇場”でゲームを支配している。その域に達してきた。あれだけ自分のプレイをしながら周囲に気を配ることは教えてできるものではない」と評する。
虎徹で負けたらそれでいいという腹づもりだ。虎徹の背中を見て、後輩たちの成長も見える。


 このIHの組み合わせは一番の激戦ブロックに入った。
「一筋縄ではいかないチームばかり。何回戦を見越してではなく、一戦一戦」と、東海大諏訪・入野コーチは気を引き締める。3人については、黒川と高原はU20の合宿に参加して以来、安定感と爆発力の手応えを感じていると言う。
「虎徹と伊吹については、失敗を恐れず思い切ってやってほしい。ジャバはダンクかスリーと大味になって間のプレイがない。彼の存在感はリバウンドとあの体格で走れること。あのポジションは必ずぶつかる壁だ。スリーを打ちはじめると外に行きっぱなしになる。自分なりにゲームの中で見つけられるようになればいい」と課題も口にする。

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 昨年フィジカルの強さとリバウンドでブレイクしたジャバと地道なプレイで頭角を現してきた伊吹はチームの強みと課題をこう語る。
「リバウンドの高さと、伊吹のドライブの幅、虎徹の他のガードには見えてないパスだったり。それを生かしての走り。自分はスリーが安定してないので、ドライブも確実に決めたい。去年に比べたらストレッチフォー(PF。相手チームのディフェンスを広げ攻撃スペースを作る役割)としては意識が高まってきています」(ジャバ)

「日本一になるために最高のステージが整いました。自分はまだプレイは雑だったり波があるので、1試合を通して安定したプレイができるようにするには時間があるようでないので、これからもっと詰めていきたい」(伊吹)

「うちのチームの黒子であるけれど大事なポジション」と入野コーチが認める高原は、
「渡辺を含め4人が苦しい場面で下を向いてしまったらチーム全体の空気が悪くなる。そんな時は自分が声を出すのは得意なので率先して声出すことは自覚しています。ピンチに陥った時にセカンドチャンスで光を見つけることを心がけています」と胸を張る。
 伊吹のウイングスパンは199㎝と身長より13㎝も長い。手足の長さ、一歩の幅の広さを生かしたプレイが武器となっている。 新潟から東海大諏訪にやってきた理由は、体験練習で見たボールへの執着心、球際。ボール一つを見てプレイを指摘しあったり自分たちで切磋琢磨している姿を見て決めた。
「ここでプレイできれば、自分はもっと成長できるのでは」と感じたからだ。それがまさに実現した形だ。

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伊吹から虎徹へのバックドア

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身体の強さに加え、勝負所のスリーも武器に加わったジャバ

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ルーキー時代からスターターを務める虎徹。積極的に声がけする

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 今年、東海大諏訪体育館には過去の全国大会のバナーが飾られた。過去のIH最高成績は、東海大三時代2010沖縄IHで飯島理貴、ザック・バランスキーたち、さらには昨年の北村たちの代がそれに並んだ愛知IHのベスト4だ。
本番に向けて虎徹は
「気が抜けない相手ばかり。でも、ディフェンスとかリバウンドと、自分たちのやってきた持ち味のバスケットをやれれば負けない。今年は福岡第一と対戦することを意識してやってきた。決勝まで行くのが当たり前と組み合わせを見た瞬間に感じました。あのバナーに“CHAMPION”を加えたい。先輩たちを超えて、先輩たちの今までの努力を証明したい」と、言葉は穏やかながらインターハイに向けて闘志をメラメラと燃やしている。

「一人はみんなのために、みんなは一人のために」
これは、銃士たちの友情を表すモットーとして出てくる名言である。
 三銃士たちの東海大諏訪イズムを見てほしい。


写真・文 清水広美

インターハイPREVIEW 2 板澤明日起(開志国際#5/F/3年/183cm)

2019.07.25
インターハイPREVIEW 2


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「自分の強みはあきらめない気持ち」
球際の強さは大向こうを唸らせる。そのしぶとさに注目

板澤明日起(開志国際#5/F/3年/183cm/魚津東部)


 昨夏のインターハイで創部年目にして以来初の全国制覇を果たした開志国際。今年の夏も優勝候補の一角にある。
 おそらく、普段高校バスケットを見てない人ならば、きっとキャプテンでシューターの4高木拓海(G 3年 175cm 若松四)、高い身体能力を発揮する14ジョフ・ユセフ(PF 3年 202cm GROUPE MACHALLAH SCHOOL)、昨年ルーキーながら飄々と得点を積み上げた12ジョーンズ大翔(SG 2年 183cm 神根)にスポットを当てるだろう。

 しかし、今年の開志国際の肝は違う。スターターではないスーパーサブの板澤だ。
 富山のバスケット識者によると「板澤は中学時代、得点、リバウンド、ボール運びとなんでもできる選手でした。富山でも上位4本指に入る進学高に行ける学力がありながら、バスケットの道を選んで開志国際に行ったんですよ」。

 開志国際が今年取り組んでいるのは、“ユセフ頼み”の打破。勝負所でユセフ、ユセフになることがある。北信越新人で負けた東海大諏訪戦でもジョーンズがボールを持つのではなく、高木とユセフのピック&ロールだけになっていた。ジョーンズとユセフのボールシェアに取り組んでいるという。ユセフへの声がけなど、チームを一つにひっつける役目として板澤の存在は大きい。

「自分は派手なことはやらないし、試合の頭から出ているわけでもない。例えば(自分が)リバウンドをとってキックアウトしてスリーを打ったら、そのスリーを打った誰かがおおっと注目を集めます。でも、チームのためになればいい。リバウンドとかルーズボール、自分の仕事には誇りを持っています。周りからわかりやすい評価を受ける選手ではないと思います」

 高校に入って身体能力があるわけでもないので通用しないなと思いました。自分が長けていたのは“あきらめない気持ち”球際の強さ。
「これで生きていくしかないんだな、と今のプレイスタイルになりました」と言う。
 名前の“明日起”は七転び八起に由来している。転んでもまた這い上がる、それが板澤だ。

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昨年のインターハイで経験も積んだ

 バスケットIQが高いのだろう、富樫コーチに言われるまでもなく
「リバウンドいいぞ」と言われる回数が他の選手よりはるかに多いことを察知して、自分の役割を知った。スターターでないのは2年の小野に経験を積ませるため。リズムがつかめないともれなく板澤が投入される。

 6月の北信越大会決勝では再び東海大諏訪と対戦。どちらに転んでもおかしくない時間帯に流れを呼び込んだのは板澤のルーズボールだった。身体を薄くもぐりこませてボールを奪い前を走るチームメイトへ。絶妙なルーズボールだった。
富樫コーチも「僕の心のMVP」と評し、そこに気がついたか、とばかりにやりほくそえむ。

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 昨夏、日本一にたどりついて、景色は変わったかと尋ねると
「優勝にだとりついてからが大変でした。もう1回ウインターカップで二冠を取ろう、と集中することが難しかった…。勝ち続けることの難しさ感じました。インターハイで勝ち上がるための流れや雰囲気は教えてもらえたので、貴重な経験を生かして、自分たちのインターハイにつなげられたら」と、夏の頂点二連覇に向けて、野望を口にする。

そのための課題は、
「福岡第一と、おきなわカップの時はけっこうまく戦えたのですが、KAZU CUPの時はつぶされたという感じでした。
ユセフのインサイドは負けてないと思う。いくらチームプレイを極めたとしても、自分たちウイングが個の力を発揮できるか大事になる」(板澤) 
 足元を気遣いながらも、お互い勝ち上がれば、準決勝での対戦になるであろう福岡第一戦に板澤の目は向けられている。

写真・文 清水広美
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インターハイPREVIEW1 野口侑真(川内#6/190㎝/PF/3年)

2019.07.23

インターハイPREVIEW1

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地元への恩返しを

野口侑真(川内#6/190㎝/PF/3年)

 インターハイが鹿児島で開催されるのは、1982年の第35回大会以来37年ぶり。
メイン会場となるサンアリーナせんだいがある薩摩川内は、もともとバスケットボールが盛んな町で、前回のインターハイ時に川内を訪れたとき、商店街のあちこちにバスケットゴールが飾られていたことを記憶している。

 その歴史はなんと昭和5年までさかのぼり、旧制川内中学校、いまの川内高校に籠球部が創設されたのが始まりだという。
その薩摩川内からは地元・川内が1位代表で登場する。体育館には「現地集合。いつも通り選手たちは皆自転車で行きます」と田中コーチは笑う。

 2年前の福島インターハイで、川内は33年ぶりにベスト8入り入りを果たした。昔から“文武両道”をテーマに掲げる公立高校。
表だって喜びは爆発させなかった。真っ暗な小さいスペースに全員が入り、そこで万歳三唱をしたのを目にした。この時、ルーキーながら主軸となって奮闘を見せたのが野口だった。予選では、精彩を欠いていた野口だったが、この大一番では188㎝ながらボール運びから得点、リバウンドと3回戦までいずれもダブルダブルの活躍だった。

 そんな野口ももう最後のインターハイを迎える。自身の変化を
「1年から使ってもらっていたんですけど、今年は自分たちの代。自覚も強くなってきた。どの試合でも負けたくないという思いで臨んでいます。夏は地元での開催。そこで結果を出したい。自分ひとりでは勝てないことは新人戦で痛感しました。今はPG、インサイドも成長してきて、自分が全部やらなくてもよくなってきました」と、チームとしての成長も実感している。

 前述のように川内は留学生も特待制度もない公立の普通科高校だ。学業の救済制度として補習もあるが、テストであまりにも悪い点を取ると試合には出られないというルールがある。
 そんな文武両道の厳しさも知っていたが、強豪チームからの誘いを断って川内にきた理由は、地元でインターハイがあると知っていたからだ。田中コーチからはミニバスの時から声をかけられていた。
 練習が終わってからも、野口は毎日1時間は勉強に励む。

「試合に出る選手だけでなく、みんなの意識のベクトルが同じ方向を向かないとうちのようなチームは勝てない。チームの雰囲気がよくない時もある。夢は大きく全国制覇なので、もう一度再確認したい」と野口。

 1、2年の時はインサイドでのフィジカルを学べと常々言われてきた。下級生のインサイドも成長中だが、やはり野口のリバウンドはどのポジションにいても必要不可欠だ。
「全国の舞台、上のステージでは190㎝はもう大きくないとわかっています。走れて、アウトサイドからの1on1に強い選手」をイメージして取り組んでいる。
 ボールのもらい方、ずれの作り方にさらなる工夫が必要だ。課題は、ボールを持っていないオフボールの時間に何をするか、と野口も認識している。チームとしての底上げは、チーム練習以外の時間でおこなわなくてはならない。限られた時間で、個とチームの成長が求められている。

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 ニックネームの“レッドバルカンズ”は2005年につけられたもの。チームカラーのRed、Vulcan は、1秒間に100発を発射できるガトリンク砲の一種バルカン砲に由来する。
 厳しい山に入ったが、野口だけのチームから脱却したレッドバルカンズが爆発することを地元ファンは何より願っている。野口もそんな地元のバックアップに「尾返しをしたい」と心に刻んでいる。

写真・文 清水広美
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