Basketball Life

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笛の音 1

2010.02.07
運営しているクラブに先々週、ある男の子がやってきました。よく来ている常連の子と同じ学校ジャージで、なんとなく見覚えがあったので、あれ?と思い、声をかけてみました。

「きみ、もしかしたら、審判になりたいって言ってた子じゃない?」

去年の夏、総体前(前の代のチーム)にその学校と練習試合をしたことがあって、そこに、ちょっと変わった子がいたんです。

その子、女子のゲームのときに笛をくわえて出てきて審判をしたのですが、外部コーチにしては若すぎるし、最初、高校生かと思いました。でも、それにしてもその・・・、高校生がひま(か何か)でお手伝いにきてるにしては、審判の仕方に妙に勢いがあって・・・、


・・・ああ、そうです、
今思い返してみてそう思うのですが、

ジャスチャーといい笛の響き方といい、
練習試合にしてそれは少し違和感がありました。

吹く笛に温度があったんです。
練習試合で鳴る音じゃない感じだった。



なんだろうこの子、と思いつつ、そのうちに男子のゲームになって、しばらくしてふと見ると、
???
「先生、あの子、さっき吹いてた子じゃない?」

その子、現役の中学3年生でした。
まわりの子に比べてはるかにしっかりしてみえたので、高校生かと思った。



女子が始まるときにまた準備をしているので、「審判、上手だね」と声をかけると、「ありがとうございます。僕、審判になりたいんです」と言うの。

へぇー♪と思ってね。


なんかそのとき、
無条件にうれしくなっちゃいまして。

隣りに座っていたうちの顧問の先生を指して、「この先生、公認の先生だから教えてもらったらいいよ!」ってつい言っちゃったんです(笑)

「ほんとですか!」と目を輝かせたその子、
と苦笑いの先生。






偶然にも、半年ぶりの再会になりました。
「きみ、もしかしたら、審判になりたいって言ってた子じゃない?」
「あ、はい・・・」
「前に練習試合で会ったことがあるわ、私・・・」

説明しながら途中でその子が思い出しはじめ、
「ああ!あのときの!」
「そうそう♪」

「えっと、めがねの男の先生がいらっしゃいましたよね!」
「そうそう♪」

「名前がたしか・・・O崎先生!」
「あっ、その人は違う審判の先生」(なぜここでその先生の名が:笑)




近況を聞いたら、もう高校は合格が決まっているのだと、
それで、高校生になったら本格的に審判の勉強をするつもりだということでした。

すでに自分なりに行動を起こしていて、何人かの方に指導をしてもらっているみたい。






本気なんだ、と思いました。

中学生で?
でも、

本気になるのに、年は関係ないもんね。


すぐその場で思ったんです。
力になりたいな、って。


私の連絡先を伝えて、まずミニバスに誘いました。
ミニバスには私以外に8人のスタッフがいて、8人はみなママさんバスケの現役プレイヤーでもあるし、当然子育て経験もあるので(笑)、その子のことを喜んで迎えてくれて

それから、お手伝いしている中学がちょうど大会期間中だったんです。
春の地区大会のシードを決める市内大会。

他の地域でどうなのか比較がわからないのですが
例えば今日最終日、男子決勝戦と3位決定戦、2つのコートに同時に4人の審判がいて、4人とも日本公認、高校の県の決勝や、全国大会を吹く方たちがそこに揃うのって、

中学の市内大会でその笛を聞く環境というのは、どれくらいあるんでしょう。



もし時間があったら、見に来ない?と誘ったときには、そういう配当になるとは知りませんでしたが、
私がお世話になっている市内の先生方なら、きっと応援してくれると思って
その子を連れていくことにしました。




(話、次回につづきます)by M

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