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IH初出場(取材日記3) 7/31

2011.08.08
ベスト4をかけた戦いは“経験”がキーワード


7月31日、大会4日目。
まさか7月の最後を能代で過ごすとは思いもしませんでした(笑)
この日の朝はご飯、味噌汁、鮭、とろろ、自家製野菜、メロン。豪華でした。
そして食事を食べながら前日の夜に引き続き能代工の愚痴を聞きました(笑)

能代市総合体育館ではこの日から一面のメインコートに。
第1試合は初のベスト8に進出した宇都宮工と洛南の対戦です。

「関東大会でメインコートの経験はあるけど、インターハイでは独特でした」
と宇都宮工#7橋本晃佑が振り返ったとおり、何度も全国の舞台でメインコートで
試合をしている洛南には“経験”がありました。

その経験を前に序盤、宇都宮工は固さがありましたが徐々にリズムをつかんでいきます。
後半からは一進一退の攻防が続き、宇都宮工は橋本と#4稲葉泰嗣を中心に、
洛南は#9伊藤達哉がトリッキーなプレイで会場を沸かせます。

そして同点で迎えた試合時間残り15秒、ボールを託されたのは橋本です。
『ダメもとで打った』というスリーでしたが
「俺が決めるしかない」と意を決して放ったシュート。

これが残り0.4秒でリングイン、劇的な幕切れで宇都宮工が初のベスト4に駒を進めました。

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最後のスリーを決めた橋本ですが、大会を通してインサイドプレイに徹するプレイが見られます。
ドライブもスリーもできる選手だけに、どうしてもいろんなプレイをしたくなるところ。
しかし

「去年のウインターカップ1回戦負けから、インサイドを徹底してきました。
やるのは自分しかいないですから」

と、悔しさと責任感が橋本を強くさせました。


続く3試合では沼津中央、延岡学園、福岡第一が勝利し、ベスト4進出を決めました。
沼津中央と延岡学園は能代カップで能代市総合体育館のメインコートを経験しています。
特に今年の能代カップで優勝している沼津中央#4反町駿太からは
「ホームコートのように思えた」
との言葉を聞き、能代カップの大会としての位置づけを改めて感じました。


この日は沼津中央、前橋育英の宿舎におじゃまさせていただきました。
特に沼津中央・反町が持っていた思いとエピソードが非常に印象深かったです。

反町は「全国大会で初めていい状態で入れました」といいます。
というのもチームは#15シェリフ・ソウの力が大きく、
練習でもソウと他の選手の取り組む意識にずれが生じることがあったようです。
しかし今の3年生はチームが強化を始めた最初の学年。
勝っていくことで徐々にチームは一つになり、大会前に3年生7人でバーベキューをしたことが
コミュニケーションを深める上で大きかったようです。

「伝統がなく、ゼロからスタートしたチーム。最初は県大会すら行けなかったチームが
日本一に手が届くところまできました。このチームで主将をしているのは誇りに思いますし、
3年生が一つになって優勝したい」

と、これまで紆余屈折があったチームに手ごたえを感じていました。


今大会沼津中央のチームウェアの背中には『がんばれ東北』の文字がありました。
さらに杉村コーチのはからいで能代入りする前に宮城県石巻市を訪れましたそうです。
石巻市は前日も取り上げた東北学院#4阿部翔太の出身地で、
津波の被害が特に大きかった地でもあります。
そこで町を高台から一望できる場所から全員で惨状を見ました。

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「言葉に出ず、今まで見たことのない世界が広がっていて…」
と、選手たちは約30分間、目にうつる光景をただ見つめるだけでした。
同時に感じたのは“バスケができる喜び”。その思いがプレイに表れたようです。

また反町個人も特別な思いを持っていました。
「本丸中の元チームメイトとの試合は嬉しいし、燃えます」
反町のいた本丸中は3年前、地元新潟全中で優勝しました。

当時の主力メンバーは明成藤井祐希、モントロスクリスチャン富樫勇樹、福岡第一#7田中光、
能代工#6溝坂太成、八王子#4平川啓太郎
そして反町とそうそうたる面々です。



ともに全国優勝を果たした仲間たち。今も交流は続いており、それぞれの活躍が刺激になると言います。
しかし今大会は当時の主力メンバーの中で、明成の藤井が出場できませんでした。

「明成が負けたときは悔しかった。今回明成に勝った東北学院に、3回戦で勝ったので借りを返せました」
と仲間への思いを胸に戦いました。そして決勝に進めば田中のいる福岡第一と対戦します。



続いて訪問した前橋育英は選手、学生スタッフに“安西イズム”が浸透していました。
これについては、BUBUさんが別途書くようです。

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チームをまとめる主将の#4木村啓太郎はかなりのまじめで硬派な性格。普段の学校生活もまじめに
取り組んでいるそうです。しかしその性格のため悩んだときもあったようです。#5栗原奨太、
#7船生誠也がおおらかな性格な一方、木村は自身も言うように物事を考えすぎるような性格でした。
練習でも「船生らがうまくなっていくのに、自分は…」と感じていたようです。この大会も
「積極性がなく、ポイントガードとしてはダメでした」と振り返ります。
それでもチームを初のベスト8に導いた主将。取材中にはBUBUさんから精神的なアドバイスを受けました。
“前橋育英のリーダー”がまじめさ+適度の奔放さを身につけた姿を見たいです。


取材後は1日目にもお世話になったコーチにこの日もお世話になりました。ステーキにハンバーグにと
久々にイタリアン風の食事。これまで朝と夜は連日秋田名物のものを食べたり、昼はおにぎりだけだったので、
なんだか関東に帰ってきた感じでした(笑)とてもおいしかったです。


帰宅後はこれまで聞いてきたコーチ、選手たちのコメントを起こしていたため就寝は1時。
中日で疲れもピークだったのですぐに寝ました。

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