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IH初出場(取材日記4) 8/1

2011.08.10
福岡第一と延学が貫禄の勝利。決勝は九州対決に

インターハイも残すは2日となりました。
ここまで勝ち進んだ4チーム。観戦する方も感じていると思いますが、
4試合と2試合では見る側も疲れが違います。
集中して観戦できますね。

選手のプレッシャーも今までのプレッシャーとは違うだろうなとも同時に感じました。

この日の朝食はご飯、味噌汁、自家製野菜にごぼうの煮物。
さらにホタテが出ました!豪華です(笑) 実は小さいころ、甲殻アレルギーを持っていましたが
いつの間にか克服し、おいしくいただきました。



さて決勝進出をかけた第1試合は宇都宮工と福岡第一の対戦。

CIMG3966


宇都宮工は前日と打って変わって開始から好調でした。
これまで調子の上がらなかった#5安藤貴史、#6内藤聡が活躍し、1Qをリードで終えます。
しかし2Qから福岡第一のディフェンスがよみがえり、
終わってみれば78-56の大勝。2年ぶりの決勝進出を決めました。


この試合、福岡第一#10マリックが宇都宮工#7橋本晃佑をほぼ1人でマッチアップし
抑え込むディフェンス。井手口コーチも手放しにほめていました。
これまで日本に来たセネガル人留学生は、身体能力や高さを生かし
得点やリバウンドを量産する選手が多くいました。

ですが、マリックは献身的ディフェンスやルーズボールに精を出す選手。
その姿は“日系セネガル人”と呼ばれ、井手口コーチが「父親は私です」
と冗談を飛ばすほどです(笑)

また6月の九州大会前に足を負傷し、痛みと戦っていました。
しかしマリックは「男だから痛いなんて言ってられない」とキッパリ(笑)
まさに大和魂を持つ選手です。

一方、宇都宮工はこの負けが今年に入って初めての敗戦。
セネガル人留学生のいるチームとも今年は初対戦で戸惑いもあったようです。
内藤は「1Qは気持ちだけ前にいっていた感じでした。6点しか取れなかった2Qが悔やまれます」
と、試合を振り返ります。
しかしすぐさま気持ちを切り替え、
「ベスト4まできた経験を生かして冬には王者になりたい」再起を目指していました。


CIMG3979


またコメントがおもしろかったのが宇都宮工#11佐藤翔耶です。
この日マッチアップした福岡第一#6鵤誠司の印象を聞くと
「強いっす」と一言。
さらに「体格もあってパスもあり卑怯な面も…」
と、初めてのタイプのガードとのマッチアップに手を焼く言葉を残しています。

2試合目は、能代カップの再戦になった延岡学園対沼津中央です。
能代カップでは延岡学園が主力のファウルトラブルに加え、
#14ベンドラメ礼生が後半2得点に抑えられ敗戦しました。
ベンドラメを抑えたのは#4反町駿太。

「これまでベンドラメを抑えることを考えてきました。
スカウティングでもベンドラメしか見ていません」という意気込みよう。

CIMG3988

片や沼津中央は#15ソウが抑えられ、パスを受けた日本人選手もシュートを決めきれず、苦しいオフェンス。

CIMG3990


能代カップではファウルトラブルに泣いた延学ですが、この日もファウルトラブルに。
#4岩田大輝、バンバ、#7黒木亮が前半で3つのファウルを犯してしまいます。

後半、これまで眠っていた“エース”が目覚めます。
ベンドラメが後半開始からエンジン全開で79-53のスコアで延岡学園が勝利、リベンジを達成。
結果決勝は福岡第一と延岡学園の九州対決、2年前と同一カードになりました。


試合後に3位表彰式が行われましたが、2チームの対称的な表情が印象的でした。
宇都宮工は普段と同じような笑顔と明るい姿が見られました。
先ほども書きましたが、宇都宮工の選手からは試合後でも切り替えの言葉が聞かれました。
ですが沼津中央はうなだれていました。
反町は「何も伝統もないチームにとって3位は誇れる結果です」
と達成感と同時に「(自分より)ベンドラメのほうが上で…すごく悔しい」
この言葉は声を震わせ、涙をこらえながら言葉を絞り出していました。


集合写真を撮っていましたが、他の選手も涙を流し、その悔しさが伝わってきました。
またソウは杉村コーチに対し「すみません」と涙を流しながらもらしたそうです。
それは延学に能代カップで勝っているという自信と、ウインターカップでベスト8入りしたからこそ
“より上を”との気持ちが強かったのでしょう。
それだけにこの敗戦には相当の悔しさがあったことと思います。

「ソウがあれだけ苦しんでいる姿を見たことがなかった。大黒柱の不調がチームに伝染したかな…」
と、杉村コーチもポツリ。でもこの大会で#7鈴木聖也、#11小松京太が台頭し、
今後の成長も注目だと思います。

特に鈴木は2年生のときに試合に出られない、苦しい1年を送りました。
その間「ミドルシュートを自主練習で打ち込んできました」と努力を重ねてきました。
口数は少ない選手でしたが、試合で見せるリバウンドなどガッツのある選手。
練習の賜物のミドルシュートも高確率で沈め、杉村コーチも
「今大会は鈴木がよく頑張ってくれた」
と評価していました。

この閉会式で見せた沼津中央と宇都宮工の表情はインターハイ特有のものだと、
初のインターハイながら感じました。
インターハイのあとは国体、ウインターカップとリベンジを果たせる機会があります。

「まだ次もある」という気持ちが宇都宮工の“笑顔”と沼津中央の“涙”に凝縮されていました。
リベンジに対するそれぞれの形。
勝ち負けだけでなく選手の表情やコメントも大会によって様変わりすることを改めて学びました。



この日は昼すぎに試合が終わり、昼食後に決勝を戦う延学と福岡第一のコーチと選手に取材をしました。

延学・北郷コーチには6年前の初優勝からのチームを振り返ってもらいました。
ん? 違いますね。北郷コーチが自身で回想していました(笑)

ただこれまでを振り返り、北郷コーチは今年のチームを“まじめ”と評価します。
確かに僕も選手の話を聞き、とてもまじめで少し硬派なイメージを受けました。

また黒木は試合中こそいぶし銀の活躍を見せますが、
話を聞くと自分の考えを瞬時に組み立て言葉にしていました。
その言葉も「なるほど」と思わせるような的確なものでした。
積極的な攻めを見せるベンドラメも試合が終われば、とてもおとなしく冷静に話を進めます。

プレイ中とのギャップを味わえるのも、取材でしかできない経験です。
特にいつも取材をしている大学生よりも高校生にその傾向が見られました。

話は戻り、チームについて…。北郷コーチは、九州チャンピオンとして臨んだ昨年のインターハイで、
3回戦敗退をした苦い経験が大きかったと加えます。

「昨年の経験があり、今年は2、3回戦で慎重に入りました。少し怖かった部分も」
と、岩田も口を揃えていました。

しかし明日が決勝だというのに「落ちついているな~」と感じました。
やはり慣れていますね。取材をしている自分のほうこそ初出場で経験がないですから(笑) 

テレビや会場ではそんなことは感じることができないので、
決勝前日の選手を見られたことも初出場でしかできない経験でした。


ここでおもしろいことが。前日の試合直後バンバに話を聞いたのですが、
試合直後ということもあり、超ハイテンションでした。
「この選手、とてもファンキーだな」と思って話を聞いていました。
ですが今日は宿舎だったので、ハイテンションから一転声が小さくおとなしく(笑)
疲れていたのでしょうか? 隣で必死にバンバの代弁する#10岡本飛竜も困っていました。


次は福岡第一です。こちらも落ちついていました。
延岡学園との対戦は2月の九州新人戦、3月の沖縄カップ、6月の九州大会で今回が4回目になります。
これまでの対戦はけが人がいたこともあり、福岡第一はいまだ勝利がありません。井手口コーチは
「初めてメンバーが揃った状態で延岡学園と対戦する。やってみたらどうなるかですね」
と、少し慎重な見方を。

山口は「ずっと負けている相手。次は負けたくない」と意気込みが感じられました。
福岡第一は鵤がガードにコンバートしたことに目が行きがちですが、
#7田中光も今年から4番ポジションから3番にコンバート。
3番になったことで苦労したのは「ボールのもらい方と外角シュート」と話します。
しかし「経験と思い切りのあるプレイを心がけ克服してきました」

田中は2年前のインターハイ優勝、その年と昨年のウインターカップ準優勝を主力として経験しています。
いわば福岡第一のこの3年間の酸いも甘いも味わっている選手。
今大会は不調ではありますが、これまでの大舞台の経験を生かしてほしいです。


取材後はBUBUさんとようたさんの大先輩ライターのお二方と食事を。
食事をしながらバスケの話をしたり取材の仕方を教えていただきました。
自分は取材をしはじめてまだ1年。まだまだです!


明日はついに最終日。今年4度目の九州対決で福岡第一が初勝利となるか?
はたまた延岡学園の4連勝となるか?
また女子の決勝を見られるかな?と思いながら寝ました。

Comment

- dadamama

マリックの
「父は私です」
の井手口先生に吹き出してしまいました(^∇^)
これまでの第一留学生達の父も間違いなく井手口先生です(笑)
マリックは兄(?笑)ビラの心掛けも受け継いでいるかも。
2011.08.17 Wed 09:57 URL [ Edit ]

dadamamaさん - Y

コメントありがとうございます♪
僕も井手口コーチから聞いたときは笑いが出ました(^^)
ビラは話を聞いたことないのでわかりませんが、あれだけ上達するということはまじめなんでしょうね。
日本人の血はもしかしたら福岡第一の伝統かもしれないですね(笑)
2011.08.17 Wed 16:54 URL [ Edit ]

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