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IH初出場(取材日記5) 8/2

2011.08.18
4度目の九州対決は…。能代で実感したこと


ついにインターハイも最終日です。

能代最後の朝は、ご飯、味噌汁、肉じゃが、檜山納豆、自家製野菜を出していただきました。この日、実は筋子も出していただいたのですが、僕はというより西日本の人はあまり食べないんです(多分…)。というのも大阪では筋子を食べないと聞き、大商大#4福嶋克希に尋ねると「選手全員食べたことがなく、食べたら辛かった」といいます。そういえば自分も食べたことがないなーと思いながら。しかもいくらも食べられないので…
ご飯の後はお土産としてようかんをいただきました。ご迷惑をおかけしたのにお土産まで。しっかりご挨拶をして会場に向かいました。

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決勝戦ではありますが、お客さんの入りは満員とはいいがたいものでした。平日の上、能代工が負けたことも関係しているのかな、と思いながらティップオフを待ちました。

そして10時に試合はスタート。前日、福岡第一・井手口コーチが「#14ベンドラメ礼生には交代でマッチアップさせる」と言っていた通り、#4小松雅輝と#9山口拓也が交代でついていきます。両チームとも一進一退のまま前半は終了。予想通り締まった試合展開になります。

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後半のスタート、福岡第一は「延岡学園のゾーンに対応するため」(#6鵤誠司)正ガードの#5幡本優生を起用します。しかし、これまでの勝ち上がりで後半に強さを見せてきた延岡学園はこの日も…
ベンドラメ、#5バンバに加えここまで不調だった#6寺原拓史の積極的な攻撃で福岡第一ディフェンスに風穴をあけます。後半開始5分でワンゴールしか奪えない福岡第一を尻目に延岡学園は一挙17得点!

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3選手に加え、#4岩田大輝のディフェンス、#7黒木亮のリバウンド、控えから出場の#10岡本飛竜のアグレッシブなプレイなど適材適所の“全員バスケ”で3年ぶり3度目のインターハイ優勝を飾りました。

試合後、延岡学園北郷コーチは「指導者のヨミだけど、後半に爆発すると思った」と話しました。その言葉を聞いて「さすがベテランだ…」と思いました。また一番印象に残り、力強く語っていたのが「負けることは大事だ」という言葉です。やはり延岡学園のすべては昨年のインターハイとウインターカップの敗戦だったようです。「失敗の基盤に、不の財産を残して成長できた」(北郷コーチ)と、まじめな選手たちが昨年のリベンジを果たしました。

s-延学集合


福岡第一は昨年のウインターカップに続いての準優勝になりました。この日は時間の関係のため、数人しか話を聞くことができませんでしたが悔しさが前面に伝わってきました。こうすれば良かったと後悔を口にする選手、一方で手ごたえを感じた選手と様々でしたが、銀メダルに満足してる選手は少ないはずです。
主将の小松は「自分の力不足です」と一言。しかし前半のディフェンスには手ごたえを感じていたようで、今後の課題は「一人ひとりのパワーアップ」と語りました。

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多くの人が感じていると思いますが、負けた後の取材というのは選手はもちろん取材する側からしても辛いものです。しかし負けた後の取材から学ぶことは多くあります。


昨年のウインターカップで初めて高校生を取材して以来感じるのが、“1勝の重み”。普段、僕は主として大学バスケの取材をしています。大学生やJBL、bjはリーグ戦で試合が続くため、一つの勝ち負けに一喜一憂してはいられない。勝っても負けても切り替えが必要です。でも高校生の三大大会はすべてトーナメントの一発勝負。だからこそ高校生は1勝、1敗に対する気持ちがとても強いと感じました。それがひたむきなプレイや応援に表れているのかなと、このインターハイで確信に変わりました。


その後、能代から秋田への直通バス(1時間)で女子の決勝へ。大阪薫英女学院対金沢総合との対戦で、2Qの途中から見ることができました。結果は金沢総合が優勝。金沢総合の選手たちは、今年で定年退職する星澤コーチを胴上げすることができました。金沢総合には#7宮澤夕貴がいますが、準々決勝の聖和学園戦で負傷。しかし他の選手がエースの不調をカバーし頂点に上りつめました。大阪薫英女学院は#6大城利佳がすごい。ボールを持てば“何かやってくれるんじゃないか”と思わせる選手。男子顔負けのクラッチ・シュートもお手の物です。

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女子の主会場である秋田市総合体育館は、ドーム型でとても奇抜な外観。急に現れ、戦隊ヒーローものの敵アジトのような感じです(笑) 中も天井が高いため、歓声がとても響きます。能代市総合体育館は天井がそこまで高くなく木製のためか、歓声が響かなかったなーと思いながら見ていました。それとも能代市民の目が肥えていて、歓声を上げるほどでもないとか…。

5時ごろ、会場をあとにしましたが、帰りの高速バスの出発時間は9時40分。長い…と思いながらBUBUさんと一柳さんと秋田駅前のスタバでそれぞれの作業を。隣の大学生が東京のどこどこは有名人に会いやすいという、いわゆる“田舎トーク”をしていました。僕も岡山県出身なのでよくわかると思いながら聞いてました(笑)

そしてあっという間に9時になり急いではなまるうどんを食べて秋田を後にしました。
バス車中ではすぐに寝てしまいました(笑)
しかしこの大会中いろんな視野が広がりました。

先ほど書いた“1勝の重み”は一番感じたことですし、高校バスケがなぜ盛り上がるのか?また高校バスケの醍醐味が少しわかった気がします。

取材を通して、多くの選手、コーチの裏の顔…まではいきませんが、どういう人なのかを垣間見ることができました。そこから以前持っていたイメージがガラリと変わったり、そのチーム・選手がどれだけ苦労してきたのかを聞きました。まだ取材慣れしていない高校生が自分の言葉にしていく姿も印象的でした。

大商大の五十川コーチもおっしゃっていましたが「初めてのインターハイが能代市で良かった」と。僕もそう感じています。バスケの街・能代は思っていた以上にバスケ熱があり、宿泊させていただいた家でも能代工を愛しているからこその厳しい言葉を聞きました。能代工敗戦後も会場に足を運ぶ人を見て同時に、純粋にバスケが好きなんだなと感じました。その環境にいる能代工。今回はこれまで以上のプレッシャーと戦っていたと思いますが、能代工の強さはこのプレッシャーがあるからこそだと想像できます。

s-勝利の像



最後になりましたが、今回は多くの方にお世話になりました。本当にありがとうございました。まだ未熟な人間ですが、今後の目標のため、この経験を生かしてさらなる飛躍をしたいと思います。

9月からは本来の仕事場? に戻り、大学リーグ戦の取材活動をしていきます。インターハイのように毎日ありませんが、毎週あります。関東在住の方はぜひ学生の会場にも足を運んでいただきたいと思います。


吉田大貴(よしだひろき) 東海スポーツ
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/tokaisports/category/16

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2011.08.29 Mon 16:32 [ Edit ]

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