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インターハイPREVIEW1 野口侑真(川内#6/190㎝/PF/3年)

2019.07.23

インターハイPREVIEW1

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地元への恩返しを

野口侑真(川内#6/190㎝/PF/3年)

 インターハイが鹿児島で開催されるのは、1982年の第35回大会以来37年ぶり。
メイン会場となるサンアリーナせんだいがある薩摩川内は、もともとバスケットボールが盛んな町で、前回のインターハイ時に川内を訪れたとき、商店街のあちこちにバスケットゴールが飾られていたことを記憶している。

 その歴史はなんと昭和5年までさかのぼり、旧制川内中学校、いまの川内高校に籠球部が創設されたのが始まりだという。
その薩摩川内からは地元・川内が1位代表で登場する。体育館には「現地集合。いつも通り選手たちは皆自転車で行きます」と田中コーチは笑う。

 2年前の福島インターハイで、川内は33年ぶりにベスト8入り入りを果たした。昔から“文武両道”をテーマに掲げる公立高校。
表だって喜びは爆発させなかった。真っ暗な小さいスペースに全員が入り、そこで万歳三唱をしたのを目にした。この時、ルーキーながら主軸となって奮闘を見せたのが野口だった。予選では、精彩を欠いていた野口だったが、この大一番では188㎝ながらボール運びから得点、リバウンドと3回戦までいずれもダブルダブルの活躍だった。

 そんな野口ももう最後のインターハイを迎える。自身の変化を
「1年から使ってもらっていたんですけど、今年は自分たちの代。自覚も強くなってきた。どの試合でも負けたくないという思いで臨んでいます。夏は地元での開催。そこで結果を出したい。自分ひとりでは勝てないことは新人戦で痛感しました。今はPG、インサイドも成長してきて、自分が全部やらなくてもよくなってきました」と、チームとしての成長も実感している。

 前述のように川内は留学生も特待制度もない公立の普通科高校だ。学業の救済制度として補習もあるが、テストであまりにも悪い点を取ると試合には出られないというルールがある。
 そんな文武両道の厳しさも知っていたが、強豪チームからの誘いを断って川内にきた理由は、地元でインターハイがあると知っていたからだ。田中コーチからはミニバスの時から声をかけられていた。
 練習が終わってからも、野口は毎日1時間は勉強に励む。

「試合に出る選手だけでなく、みんなの意識のベクトルが同じ方向を向かないとうちのようなチームは勝てない。チームの雰囲気がよくない時もある。夢は大きく全国制覇なので、もう一度再確認したい」と野口。

 1、2年の時はインサイドでのフィジカルを学べと常々言われてきた。下級生のインサイドも成長中だが、やはり野口のリバウンドはどのポジションにいても必要不可欠だ。
「全国の舞台、上のステージでは190㎝はもう大きくないとわかっています。走れて、アウトサイドからの1on1に強い選手」をイメージして取り組んでいる。
 ボールのもらい方、ずれの作り方にさらなる工夫が必要だ。課題は、ボールを持っていないオフボールの時間に何をするか、と野口も認識している。チームとしての底上げは、チーム練習以外の時間でおこなわなくてはならない。限られた時間で、個とチームの成長が求められている。

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 ニックネームの“レッドバルカンズ”は2005年につけられたもの。チームカラーのRed、Vulcan は、1秒間に100発を発射できるガトリンク砲の一種バルカン砲に由来する。
 厳しい山に入ったが、野口だけのチームから脱却したレッドバルカンズが爆発することを地元ファンは何より願っている。野口もそんな地元のバックアップに「尾返しをしたい」と心に刻んでいる。

写真・文 清水広美
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