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インターハイPREVIEW 2 板澤明日起(開志国際#5/F/3年/183cm)

2019.07.25
インターハイPREVIEW 2


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「自分の強みはあきらめない気持ち」
球際の強さは大向こうを唸らせる。そのしぶとさに注目

板澤明日起(開志国際#5/F/3年/183cm/魚津東部)


 昨夏のインターハイで創部年目にして以来初の全国制覇を果たした開志国際。今年の夏も優勝候補の一角にある。
 おそらく、普段高校バスケットを見てない人ならば、きっとキャプテンでシューターの4高木拓海(G 3年 175cm 若松四)、高い身体能力を発揮する14ジョフ・ユセフ(PF 3年 202cm GROUPE MACHALLAH SCHOOL)、昨年ルーキーながら飄々と得点を積み上げた12ジョーンズ大翔(SG 2年 183cm 神根)にスポットを当てるだろう。

 しかし、今年の開志国際の肝は違う。スターターではないスーパーサブの板澤だ。
 富山のバスケット識者によると「板澤は中学時代、得点、リバウンド、ボール運びとなんでもできる選手でした。富山でも上位4本指に入る進学高に行ける学力がありながら、バスケットの道を選んで開志国際に行ったんですよ」。

 開志国際が今年取り組んでいるのは、“ユセフ頼み”の打破。勝負所でユセフ、ユセフになることがある。北信越新人で負けた東海大諏訪戦でもジョーンズがボールを持つのではなく、高木とユセフのピック&ロールだけになっていた。ジョーンズとユセフのボールシェアに取り組んでいるという。ユセフへの声がけなど、チームを一つにひっつける役目として板澤の存在は大きい。

「自分は派手なことはやらないし、試合の頭から出ているわけでもない。例えば(自分が)リバウンドをとってキックアウトしてスリーを打ったら、そのスリーを打った誰かがおおっと注目を集めます。でも、チームのためになればいい。リバウンドとかルーズボール、自分の仕事には誇りを持っています。周りからわかりやすい評価を受ける選手ではないと思います」

 高校に入って身体能力があるわけでもないので通用しないなと思いました。自分が長けていたのは“あきらめない気持ち”球際の強さ。
「これで生きていくしかないんだな、と今のプレイスタイルになりました」と言う。
 名前の“明日起”は七転び八起に由来している。転んでもまた這い上がる、それが板澤だ。

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昨年のインターハイで経験も積んだ

 バスケットIQが高いのだろう、富樫コーチに言われるまでもなく
「リバウンドいいぞ」と言われる回数が他の選手よりはるかに多いことを察知して、自分の役割を知った。スターターでないのは2年の小野に経験を積ませるため。リズムがつかめないともれなく板澤が投入される。

 6月の北信越大会決勝では再び東海大諏訪と対戦。どちらに転んでもおかしくない時間帯に流れを呼び込んだのは板澤のルーズボールだった。身体を薄くもぐりこませてボールを奪い前を走るチームメイトへ。絶妙なルーズボールだった。
富樫コーチも「僕の心のMVP」と評し、そこに気がついたか、とばかりにやりほくそえむ。

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 昨夏、日本一にたどりついて、景色は変わったかと尋ねると
「優勝にだとりついてからが大変でした。もう1回ウインターカップで二冠を取ろう、と集中することが難しかった…。勝ち続けることの難しさ感じました。インターハイで勝ち上がるための流れや雰囲気は教えてもらえたので、貴重な経験を生かして、自分たちのインターハイにつなげられたら」と、夏の頂点二連覇に向けて、野望を口にする。

そのための課題は、
「福岡第一と、おきなわカップの時はけっこうまく戦えたのですが、KAZU CUPの時はつぶされたという感じでした。
ユセフのインサイドは負けてないと思う。いくらチームプレイを極めたとしても、自分たちウイングが個の力を発揮できるか大事になる」(板澤) 
 足元を気遣いながらも、お互い勝ち上がれば、準決勝での対戦になるであろう福岡第一戦に板澤の目は向けられている。

写真・文 清水広美
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