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インターハイPREVIEW 3 東海大諏訪三銃士の誓い(黒川虎徹、米山ジャバ偉生、高原伊吹)

2019.07.26

インターハイPREVIEW 3

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「先輩たちの歴史を超える!!」
東海大諏訪三銃士の誓い


黒川虎徹(#4/3年/173㎝/PG)
米山ジャバ偉生(#5/3年/189㎝/PF)
高原伊吹(#7/3年/186㎝/F) 


 今年学校創立50周年を迎えた東海大諏訪の柱となるのは、黒川、米山、高原の“三銃士”だ。
“三銃士”とは、フランス文学のアレクサンドル・デュマ作、ルイ13世~14世時代を扱った歴史冒険小説、作中の主役三人の銃士を指す。しばしば実力が高い三人組の代名詞としても使われる。


 キャプテンの黒川について最初に書いた記事がこれ。まだ入学前の埼玉カップで初めて虎徹を目にしたときの出来事。まずはおさらいとして読んでもらいたい。

【切れ味鋭い本物の「虎徹」になるべく、目下ガード修行中】
https://www.hs-basketpress.com/index.php/154/185/2017-3/2017006171721

 あれから2年、虎徹のプレイスタイルにも変化が見られる。中学時代、得点を取りにいくガードだったが、高校に入ってからはまるでみずからのシュート力を封印したかのように、チームメイトのアシストを常に考えていたのではないか。しかし、新チームになってからはシュートを解禁、土壇場になって本来のシュート力という刀を抜き、ついに“虎徹劇場”を展開。その得点力をいかんなく披露して、北信越新人戦初優勝(長野県勢初)に導いている。

 どれだけ“本物のガード”に近づいているのか、入野コーチに尋ねてみた。
「本当の意味でリーダーシップが発揮している。チームが窮地に立った時は“虎徹劇場”でゲームを支配している。その域に達してきた。あれだけ自分のプレイをしながら周囲に気を配ることは教えてできるものではない」と評する。
虎徹で負けたらそれでいいという腹づもりだ。虎徹の背中を見て、後輩たちの成長も見える。


 このIHの組み合わせは一番の激戦ブロックに入った。
「一筋縄ではいかないチームばかり。何回戦を見越してではなく、一戦一戦」と、東海大諏訪・入野コーチは気を引き締める。3人については、黒川と高原はU20の合宿に参加して以来、安定感と爆発力の手応えを感じていると言う。
「虎徹と伊吹については、失敗を恐れず思い切ってやってほしい。ジャバはダンクかスリーと大味になって間のプレイがない。彼の存在感はリバウンドとあの体格で走れること。あのポジションは必ずぶつかる壁だ。スリーを打ちはじめると外に行きっぱなしになる。自分なりにゲームの中で見つけられるようになればいい」と課題も口にする。

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 昨年フィジカルの強さとリバウンドでブレイクしたジャバと地道なプレイで頭角を現してきた伊吹はチームの強みと課題をこう語る。
「リバウンドの高さと、伊吹のドライブの幅、虎徹の他のガードには見えてないパスだったり。それを生かしての走り。自分はスリーが安定してないので、ドライブも確実に決めたい。去年に比べたらストレッチフォー(PF。相手チームのディフェンスを広げ攻撃スペースを作る役割)としては意識が高まってきています」(ジャバ)

「日本一になるために最高のステージが整いました。自分はまだプレイは雑だったり波があるので、1試合を通して安定したプレイができるようにするには時間があるようでないので、これからもっと詰めていきたい」(伊吹)

「うちのチームの黒子であるけれど大事なポジション」と入野コーチが認める高原は、
「渡辺を含め4人が苦しい場面で下を向いてしまったらチーム全体の空気が悪くなる。そんな時は自分が声を出すのは得意なので率先して声出すことは自覚しています。ピンチに陥った時にセカンドチャンスで光を見つけることを心がけています」と胸を張る。
 伊吹のウイングスパンは199㎝と身長より13㎝も長い。手足の長さ、一歩の幅の広さを生かしたプレイが武器となっている。 新潟から東海大諏訪にやってきた理由は、体験練習で見たボールへの執着心、球際。ボール一つを見てプレイを指摘しあったり自分たちで切磋琢磨している姿を見て決めた。
「ここでプレイできれば、自分はもっと成長できるのでは」と感じたからだ。それがまさに実現した形だ。

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伊吹から虎徹へのバックドア

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身体の強さに加え、勝負所のスリーも武器に加わったジャバ

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ルーキー時代からスターターを務める虎徹。積極的に声がけする

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 今年、東海大諏訪体育館には過去の全国大会のバナーが飾られた。過去のIH最高成績は、東海大三時代2010沖縄IHで飯島理貴、ザック・バランスキーたち、さらには昨年の北村たちの代がそれに並んだ愛知IHのベスト4だ。
本番に向けて虎徹は
「気が抜けない相手ばかり。でも、ディフェンスとかリバウンドと、自分たちのやってきた持ち味のバスケットをやれれば負けない。今年は福岡第一と対戦することを意識してやってきた。決勝まで行くのが当たり前と組み合わせを見た瞬間に感じました。あのバナーに“CHAMPION”を加えたい。先輩たちを超えて、先輩たちの今までの努力を証明したい」と、言葉は穏やかながらインターハイに向けて闘志をメラメラと燃やしている。

「一人はみんなのために、みんなは一人のために」
これは、銃士たちの友情を表すモットーとして出てくる名言である。
 三銃士たちの東海大諏訪イズムを見てほしい。


写真・文 清水広美

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